『カルセドニー』は半透明~不透明の『クォーツ』としての位置付けにあるもので、『アゲート』とは成分の構成比率が異なっている同種の宝石。
クォーツ質で透明石でない宝石の全てが含まれるグループで、カテゴリに分類される宝石は多く、『翡翠』の彩りを持つ『クリソプレイズ』、白と黒で不透明となる『オニキス』、オレンジ色を主体とする『カーネリアン』、イリデッセンスを持つ『ファイアアゲート』など、多種多様な別名を持って区別される。
色調が整えられている宝石の大部分は染色処理が行われており、『ファイアアゲート』、『ブルーレースカルセドニー』、『ピクチャーストーン』など、自然の色相が重要視されている宝石以外は、何らかの処理が行われている宝石。『カリブヤンカルセドニー』はヨーロッパで得られるカルセドニーをドイツで染色し、現在では『シーブルー』、『マリンブルー』という名称でも流通。カボション石はブルーパライバに近い『とろける青色』を発色し、カット石は『ブルーオパール』に近い神秘的な半透明宝石。
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